長野県の年取り魚
皆さんの地域の大晦日の年とり魚は何でしたか?
ちなみに安曇野市の我が家は『鰤』です。
日本では、古来、新年に歳神様を迎える準備として、大晦日に最高のごちそうを用意し、「年取り魚」と呼ぶ風習がありました。
一般的に年取り魚は、西日本は『鰤』、東日本は『鮭』で分かれています。
そして我らが長野県では『鮭』と『鰤』を食べる地域に分かれます。
きっと、日本の『鰤』と『鮭』が分かれるラインが長野県内にあるはず。
鰤鮭ハッキリつけたい!
実際にどこらへんで分かれるのか、44名の方に教えていただき、分かってきました。
このラインです。
ジャジャン!
太すぎた。
改めて、
ジャジャン!
大きく分けると、東北信が『鮭』、中南信が『鰤』となりました。
白馬村、小川村、長野市、上田市、佐久市あたりが『鮭』の南限。
大町市、生坂村、諏訪市あたりが『鰤』の北限。
気になったので、『年取り魚』がなぜ『鮭』と『鰤』なのかを調べてみました。
『鮭』も『鰤』も大型で豪華なのに加え、塩蔵による長期保存と遠路輸送が可能だったことから、海から遠い内陸でも「年取り魚」として親しまれたようです。
また、『鰤』は稚魚から成魚までの魚の成長に応じて異なる名前で呼ばれ、ワカシ→イナダ→ ワラサ→ブリ、と名前の変遷で
出世魚と呼ばれ、
『鮭』は海から山、山から海を行き来するその生態から
歳神の使い、とされる縁起魚だそうです。これも縁起のいい「年取り魚」に選ばれた理由のようです。
新潟に近い東北信は『鮭』。昔は千曲川にも鮭が遡上していたようなのでその名残もあるのでしょうか?
富山から飛騨を越えて道の繋がる松本周辺は『鰤』。前に書いたこれもそうですね。
『年取り魚』が地域により分かれるのも、南北に長く、日本一隣接県の多い長野県ならではですね。
ちなみに東京から来た方は『年取り魚』という言葉や存在自体知らなかったようです。
長野県ならではの食文化、大切にしていきたいですね。
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